下諏訪の町並み

 下諏訪は諏訪大社の門前町であり、また湯の町でもあります。少しあるけば歴史の風景に浸ることが出来ます。
 下諏訪駅から諏訪大社秋宮に向かう途中にある昔の高札場の跡。注連縄を模ったモニュメントが飾られています。
 少し裏道に入ってみると古墳がありました。小さな神社が付随していますが、ここにもちゃんと御柱が建てられていました。
 街中を歩いて行くと、意外と神社が目に付きます。
 小さな神社であっても諏訪大社に付随する歴史のある神社である場合もあります。そういった所でも温泉があるのがまたすごい所です。「諏訪湖汚染防止の為に洗車などをするな」という注意書きが印象的です。
 下諏訪駅にも御柱は飾られています。以前は歓迎のゲートもあったそうですが、今は取り壊されています。
 駅前には飲泉所もあり、温泉を飲むことが出来るようになっています。
 諏訪大社秋宮は街の中心に近いところにあります。周囲には各種博物館なども点在しています。
 境内は広く、落ちついた雰囲気です。脇には宝物館も設けてあります。
 境内には何ヶ所かに手水がありますが、それらにもちゃんと温泉が使用されています。
 秋宮近く、昔の児湯跡。
 現在の児湯。
 秋宮から春宮へ向かう道は旧甲州街道になります。古い町並みが随所に残っています。今井邦子文学館などもあります。
 甲州街道沿いにある名刹来迎寺。境内には和泉式部ゆかりの寺らしく、守り本尊であった「銕焼地蔵尊」が祭られています。
 境内にはそれに因んだ像が作られていますが、それにも温泉が使われていました。
 名刹慈雲寺の参道には多くの石仏や庚申塚などとともに、清水が湧き出しています。美味しい水です。
 諏訪大社春宮は少し街外れのような位置にあります。参道には今でも太鼓橋が残されています。
 参道の脇には未だに「髪結い」の看板を出す店もあり、街としての歴史を感じさせてくれます。
 秋宮とは異なり、少し窪地のような感じの場所に鎮座しています。
 春宮境内から少し離れた所にあるのが「万治の石仏」。独特の表情をしています。ここの道標の題字は岡本太郎氏の揮毫によるのだそうです。
 春宮から和田峠方向に向かって行くと「注連掛」。御柱祭の柱の旅所のあたり、普段でもダミーの木が置いてあります。
 普段は訪れる人も居ない「木落とし坂」。小さな祠があるのが少し印象的でした。
 下諏訪駅の案内看板。

撮影日:1999.1.9/1999.8.7/2000.1.16/2001.1.6/2007.1.3
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